私はSENA30Kを使用している。
とは言っても、国内正規品なんて買える余裕はない。
以前にもお話しした通り、FC–motoで購入した並行輸入というか、海外版のものを使用。
とある夏
バイクに乗っていたときに突如起きたゲリラ豪雨。
困った事に退避する場所もなくそのまま走行。
案の定SENAはびしょ濡れ…
後日電源は入るが接続不能に。
海外版や並行輸入品のデメリット
基本的に国内のショップでの修理はしてもらえない。
安いけれど国内のアフターフォローは皆無と思っていたほうがいい。
でも実際のところ海外版のものにはメーカー保証が付いている。
しかも2年だ。
この保証は国に関係なく付いてるもので、日本でも保証される。
情報収集
この並行輸入・海外版のSENAの修理情報はほぼなかった。
唯一Twitterで修理に成功した情報を発見。
その情報は非常に助かった。
ただ色々わからないことが多かったので、ここに備忘録として残そうと思う。
第1ステップ
まずは公式のSENAのHPに行く必要がある。
www.sena.com
しかも英語だ…
最近では翻訳アプリなどがあるのでなんとかなる。
ページには製品の情報や、問い合わせページがある。
僕は30Kを使用しているのでそのページから修理依頼をする。
後日メールが来るので、個人情報と共に症状、シリアル番号、購入した際のレシート(注文確定のメールを添付した)が必要になる。
第2ステップ
ここからが非常に長い。
まずSENA側から、受付のメールが届く。
「メール受け付けたぜ!担当決めた連絡すっぜ!」的な内容。
ただ「コロナだから連絡遅くなるで!ワンオペ大変なんだ!」って文章も。
この世界情勢なら仕方ない。
そこから1週間半くらいだろうか。
「おう!ビルやで!担当になったからよろしく!」とメールが届く。
「SENAのリセット試して欲しいんや。」と初めてするリセット操作を説明してくれる。
「それでも治らんかったらおしえてくり!」
まぁ治ることはなかった…
その旨をメールで返信する。
そこからまた1週間半。長すぎちゃう?って思うけどワンオペらしいから耐える。
「治らんか…じゃあここに送ってくれ!」と住所を送って来た。
アメリカのSENAとやりとりしていたから、アメリカに送るのかと思ったら、住所は韓国。
まぁええけども。
第3ステップ
ここからは余裕だと思っていた。
でもここからは日本人の「規則なので。」と戦う事になった。
韓国には郵便局でEMSで発送しようと思っていたのだけど…
いくつか問題が。
まず前提に伝票の品目に 「SENA30K」と「SENAが書いといてって言って来た内容」を書いた。
すると韓国相手に、SENAを送る場合「輸出扱いになる」などと言われる。
郵便局の人も初めてのことだったのか、通信機器は…みたいなこと言ってた。
郵便局の人に「税関に連絡とってください」って言われ…ちょっと面倒になって来た。
しかも言われたように税関に連絡を取ったら…
「製品仕様書・バッテリーの仕様書・技術証明を送付してください。」
なんそれ?面倒すぎるやろ。
めんどうになったからSENAのビルに連絡する。
そこからまた1週間。なぜかパクって人から連絡くる。
「必要な書類は送るけども…そんなに難しい事ちゃうで。普通は必要でもバッテリーの仕様書だけや。」って。
僕もそう思うけど、日本人は律儀なんだよ…
試しに違う郵便局でバッテリーの仕様書だけ貼り付けて出してみた。
そしたら受け取ってくれたが、「通過できるか審査が入るので、とりあえず受け取るけど」って。
翌日に電話かかって来て、「この仕様書じゃいけないらしい」と連絡。
半ば諦めモードになる。
一応SENAに「もう諦めます」と連絡すると…
「いやいや。頑張ってよ!こう書いたら来るんだから!」って以前修理した際に日本から送られて来た伝票を添付して送って来てくれた。
まぁ助かるけどwww個人情報って概念ある?www
もちろん黒塗りは僕がしたw
結局のところ品目のところの書き方は商品名ではなくざっくりとした商品説明を書けばいいのか…
品目のところは
・故障品
・ワイヤレスヘッドホン
ってことを書けばいいんやななって事で、これまた違う郵便局で出してみた。
すると
「コロナなので1週間くらい先になると思いますけど、送っておきますね」
は?
今まで何してたんってくらいすんなり。
窓口の人が局長みたいな人に聞きに行ったら、「普通に出せばええよ」って言ってた。
この人が単純に適当あるいは詳しいのか。
田舎では海外発送なんてあんまないもんな…
ちなみにSENAが送って来た伝票の人は東京の人の伝票だった。
都会はもっとすんなり行くんだろうな。
第4ステップ
あとは見守るだけ。
パクから「SENA届いたで!こりゃだめやんな。ごめんごめん!新品送っとくわ!」とメール。
ん?新品?
後でわかったけど、基本SENAは修理ではなく交換対応らしい。
なんだか儲かった気分!
情勢が情勢だけに送ってから2週間くらいかかってSENAが帰って来た!
しかもびっくり!
僕は本体しか送ってないのに、ベースごと送って来た!
というか、シングルパックがそのまま届いた感じ。
まとめ
平行輸入品とはいえ、メーカ保証はしっかりついている。
本当かはわからないけど、国内品は1年だけど海外版は2年らしい。
今は翻訳アプリもあるから、メールのやりとりもかなり楽だ。
かかった金額は、韓国への送料1400円。
向こうからの送料はSENA持ちみたい。
デメリットがあるとすれば、修理交換にかかる時間。
僕の場合、国内から出すのに余分に時間がかかったがトータル1ヶ月だった。
正直その間に、諦めていたのでもう一台SENA30Kを買い直したのは内緒!
新品で帰って来たのは、どなたか必要な人のところで、今頑張っているだろう!
もし並行輸入品で故障して保証あるのにって人はダメ元でもトライしてみては?