安く中古車を買えたとしても、そのバイクが程度悪かったら悲しいですよね。
でも実際に何に気を付けたらいいんでしょう?
僕が、中古車を選ぶときに気を付けていることを書いてみたいと思います。
ハンドルロックの変形に気を付けろ。
バイクにはハンドルロックっていう部分があります。
ハンドルがこれ以上回らないように、ストッパーとして突起があります。
フレームとステム部分にそれぞれ突起があってお互いがそれ以上回らないように止めます。
ただここの部分が、転倒などによって曲がってしまっていることがあります。
これは見れば一瞬で分かります。
つまりここの変形は、このバイクが過去に転倒したあるいは、無理な力がハンドルロックにかかったという事です。
転倒したからといって、必ずフレームにゆがみなどが出るわけではないですが、ハンドルロックがゆがむほどの転倒となると、少なからずフレームにゆがみが出てしまいます。
フレームがゆがむといけないんでしょうか?
そうなんです。
フレームがゆがんでしまうとまっすぐ走ってくれません。
危ないのであまりお勧めできないですが、走っているときに手を放すと右か左に寄っていきます。
つまり危ない!
ですから、ハンドルロックは気にしてください。
ネットなどで購入を考えておられるのであれば、ハンドルロック部分の写真をおくってもらうのもいいですね。
異音に気を付けろ。
これは実車を見ないと分かりませんよね。
異音といってもかなりいろいろ種類があると思います。
特に、エンジンの異音に気を付けていただきたいと思います。
どんな音がだめなんでしょうか?
車種によって多少違いがあると思いますけど、Z400FXなどのバイクには、エンジン内にチェーンが入っています。
このチェーンが伸びていたりすると、「カチャカチャ」という音がします。
他にも「ペチペチ」と言った音にも聞こえます。
これは個人差があると思いますので、一概にこの音とは言えないですね。
でも明らかに音がする車体があります。
「別に、買ってから交換すればいいんじゃ?」
確かにそうなんですけど、このチェーンは基本的にエンジンを全部バラバラにしないと交換できません。
つまりエンジンのオーバーホールをしないといけないわけです。
調べていただければわかると思いますけど、このエンジンのオーバーホールってのが高い。
余分に購入代金プラス10万~ってところでしょうか…
さすがにこの金額は痛いですよね。
もし現車確認できないのであれば、動画を送ってもらうこともできますね。
最近では、Youtubeなどにアップして販売されている方もおられますよね。
キャブレター関連のセッティングには気を付けろ。
キャブレターって何?って方もおられるかもしれません。
ざっくり言うと、キャブレターというのは、空気と燃料の混合器です。
このキャブレターという機械は、かなり繊細です。
カスタムされているキャブレターなどでは、季節や天候や標高などを考慮して何度も調整することもあります。
僕も何度がカスタムキャブレターに手を出しましたが、かなりシビアです。
メーカー純正といっても、長年使用されていなかったり、逆に酷使されていたりすると、調整がくるっていたりすることがあります。
「くるっていても走れるよね?」
たしかにそうなんですけど、くるっていると、本当にストレスが溜まりますよ。
例えば、
・くるっているせいで、エンジンのかかりが極端に悪くなる
・アクセルをひねっても、きちんとエンジンが回転しない
・急にアクセルをあけるとエンジンが止まる
など、イライラするトラブルが本当に多くおきます。
やはり新しく買ったバイク。
手元に到着したら、楽しく乗りたいですよね。
ですから、実車確認出来るなら、エンジンをかけて実際にアクセルとひねってみてください。
高回転域まで綺麗に回れば、基本的には大乗だと思います。
ネットで購入するときは「高回転まで綺麗に回りますか?」や「エンジンの始動はスムーズですか?」などと聞くといいかもしれませんね。
フレームナンバーには気を付けろ
フレームナンバーはその車両に与えられた番号です。
人間でいうところのマイナンバーみたいなもんです。
これが意外と曲者です。
僕は実際には遭遇したことないですけど、このフレームナンバーがさびとか、傷で読み取りにくくなっている場合があります。
盗難歴がある車両などは、削り取られていることもあるみたいです。
これは大問題です。
車検の時に結構読みにくいという事が原因で、車検を通せないことがあります。
その場合、最悪フレーム交換になります。
書類があってもダメです。
読めなきゃ意味ないです。
しっかり読めるか確認しましょう。
他にも気をつけろ
他にも確認していただきたいところは、いろいろあります。
・フロントフォークのオイル漏れ
・チェーン
・ブレーキパッドの残り
・タイヤの残り
などです。
でも僕は、この辺りは確認はあまりしていません。
というのが、この辺りは消耗部品だからです。
いずれは替えないといけません。
でも、ここまでで言っていた、4つのポイントはどうしようもないところでもあります。
必ず確認しています。
まとめ
安く中古車を買えたとしても、乗るときに大きなストレスを抱えながらはいやですよね。
皆さんもぜひとも確認してください。
ポイントを押さえれば、たとえネットだったとしても、いい車両に巡り合うことができます。
皆さんのバイクライフを応援しています。